外壁塗装はなぜ3回塗りするのか?

公開日:2024/11/15  

外壁塗装において「3回塗り」は基本とされています。1回目の塗装で壁面を整え、2回目の塗装で塗膜を厚くし、最後に仕上げの塗装で美しい外観と耐久性を確保します。このようにきちんと段階を踏んで塗装することで、塗料本来の品質や能力を発揮できるのです。今回は、なぜ3回塗りが一般的なのか、その理由をよりくわしく解説します。

そもそも「3回塗り」とは何か

「3回塗り(3度塗り)」とは、外壁塗装の基本的な塗装工程で、下塗り、中塗り、上塗りの3つの段階を経て塗装を行う手法のことです。まず、最初の工程である下塗りは、外壁の状態を整え、後の塗装を安定させるために行われます。

下塗りは、外壁材と中塗り・上塗りの塗料の密着性を高めるため、塗装工程の中でもっとも重要なステップです。この工程で使用される塗料には、プライマー、シーラー、フィラー、サフェーサーなどがあり、外壁材の種類や状態に応じて適切なものを選びます。

次に行われる中塗りは、仕上げ塗装の第一段階で、外壁に色をつける作業です。この工程では、耐候性や防水性、耐汚染性を高める役割を持つ塗料が使用されます。中塗りと上塗りは同じ色を使用することが一般的ですが、施工後の検査や作業の確認をしやすくするために、異なる色を使う場合もあります。ただし、中塗りと上塗りの色が異なると、時間が経つと中塗りの色が透け、外観を損なう恐れがあります。

最後は、仕上げの最終段階である上塗りです。中塗りのみでは塗布量が不足し、色ムラが発生する可能性があるため、上塗りで塗膜に十分な厚みを持たせ、塗装を均一にします。上塗りは、外壁の美観を保ち、耐久性を向上させるために非常に重要な工程で、とくに美観や保護性能を左右します。

それぞれのステップが異なる役割を持ちながら、外壁を保護し、見た目や耐久性を向上させるため、3回塗りは欠かせない作業です。塗装の質を高めるためにも、これらの工程をしっかりと実施しなければなりません。

外壁塗装はなぜ3回塗りするのか

建物の外観を美しく保ち、外壁を長期間守るためには、3回塗りを徹底することが大切です。ここでは、外壁塗装において3回塗りされる理由・メリットについて解説します。

美観に大きな影響を与えるため

3回塗りのメリットのひとつが「仕上がり」です。塗装は下塗り、中塗り、上塗りの順に進みますが、各層がしっかりと機能することで、塗料の厚みが均一な塗膜が形成されます。上塗りで高品質な塗料を使用することで、光沢や色味が鮮やかになり、どの角度から見ても美しい仕上がりが実現します。この均一な仕上がりが、建物全体の印象を高め、価値を向上させる要因となります。

次に「色持ちのよさ」も3回塗りの大きな利点です。中塗りと上塗りによって塗膜が厚くなるため、紫外線や雨風に対する耐性が向上します。耐候性がアップすれば、外壁の色褪せや劣化が防がれ、長期間にわたって新築のような外観を維持できるのです

さらに、3回塗りは「汚れにくさ」にも寄与します。なめらかな塗膜は汚れが付着しにくくなり、清掃やメンテナンスの手間が軽減されます。防汚性能のある塗料を上塗りに使用すれば、砂やほこりによる汚れも防ぎ、建物の美観を長期間保つことが可能です。

性能向上のため

3回塗りによって外壁の耐久性が大幅に向上します。先述したとおり、下塗りの役目は外壁の微細な隙間を埋め、中塗りと上塗りの塗膜を定着させることです。次の中塗りで塗膜の厚みを増やし、防水性を高めると同時に、外壁へのダメージも防止できます。そして、上塗りによって耐候性がさらに強化され、紫外線や雨風などの自然環境から外壁を守ります

最後に、長期間の保護効果も3回塗りの魅力です。塗膜の密度が増し、外壁に対するバリアが強化されるため、建物をしっかりと保護できます。これにより、建物の寿命が延び、メンテナンスの頻度を減らし、長期的なコスト削減につながる点も大きな利点です。

3回塗るのが必ずしも正しいとはいえない

外壁塗装において「3回塗り」は一般的ですが、必ずしもすべての場合に3回塗ることが正しいとは限りません。実際には、塗料の種類や外壁の状況に応じて適切な塗り回数が変わることがあります。ここでは、3回塗りが不要なケース、逆に4回以上の塗装が必要となるケースについて説明します。

下塗り不要の塗料

特定の塗料には下塗りが不要なものがあります。たとえば、外壁サイディングクリヤー塗料は、色をつけない透明な塗料で、既存の外壁のデザインや風合いを保ちながら保護するために使用されます。この塗料では通常、下塗りの工程が省かれ「中塗り」と「上塗り」の2回塗りで仕上がります。

同じく、外壁シーラレス塗料も下塗りを省ける塗料で、高い付着性を発揮するため、塗装回数を減らすことが可能です。これらの塗料を使えば、3回塗りよりも効率よく作業が進められます。

4回塗りが必要なケースとは

外壁の劣化が進行している場合や、特定の仕上げ塗装を求められるケースでは、3回では不十分なこともあります。たとえば、劣化が激しい外壁では、塗料が吸い込まれてしまうため、4回塗り(下塗り2回、上塗り2回)を行わなければなりません。また、外壁防水塗装や外壁多彩仕上げといった特殊な塗装を行う場合には、4〜6回塗りが標準となることもあります。

ただし、劣化が進んでいないにもかかわらず、工事費用を吊り上げる目的で4回塗りを提案する業者も存在するため注意が必要です。そのため、通常の3回塗りではなく4回塗り以上の提案を受けた場合、なぜその回数が必要なのかしっかりと確認しましょう。

まとめ

外壁塗装は3回塗りが基本です。3回塗りを行うのには、美観をよくするためや塗料本来の性能を引き出す目的があります。つまり高品質な施工を行うには、きちんと段階を踏む必要があるのです。しかし、外壁の状況や使用する塗料によっては、2回塗りや4回塗り以上が適している場合もあります。逆に、必要以上の塗り回数を提案される際には理由を確認し、適切な工事内容かどうかを見極めることが重要です。

北摂で外壁塗装を検討している方は
この外壁塗装業者がおすすめ!

住まいるペイント

住まいるペイントの画像 引用元:https://example.com
20年以上の実績が信頼の証!
大手品質を低価格で提供している外壁塗装会社
  • Point

    下請けを使わず営業から施工までプロの職人が対応!

  • Point

    15年の長期点検保証!

  • Point

    満足しているお客様の声多数掲載!

おすすめの外壁塗装業者一覧

イメージ1
2
3
4
5
会社名住まいるペイント(T・Yカンパニー株式会社)ニッカホーム(ニッカホーム株式会社)コーホーペイント( 株式会社コーホーペイント)きらめきぺイント(トゥインクルワールド株式会社)三和ペイント(三和ペイント株式会社)
特徴20年以上の実績が信頼の証!大手品質を低価格で提供売上実績全国1位!自社施工にこだわる総合リフォーム店施工実績1万6000件以上、高い技術で支持される資格を持つ職人の施工とマナーの良さ、笑顔が自慢高品質な塗装技術をワンストップで提供
詳細リンク詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら
サイト内検索