外壁塗装会社によってなぜ費用が違うの？費用の違いには理由がある！
家を建てた後は定期的に屋根や外壁のメンテナンスを行わなければなりません。とくに外壁は藻やカビが発生したり、雨漏りの原因となってしまったりする可能性があります。そのため、定期点検を行うことが大切です。しかし、どこに依頼すればよいかわからない方も多いでしょう。そこで、今回は業者によって費用が違う理由について紹介します。
外壁塗装会社によって費用が変わる要因とは
外壁塗装を検討する際、複数の施工業者から見積もりを取る方も多いでしょう。しかし、同じような施工内容であっても見積もり費用に差が出ることも少なくありません。見積もり費用が大きく変わってくる理由の一つとして挙げられるのが施工業者の種類です。
たとえば、ハウスメーカーの場合、実際の工事については地場の工務店や外壁塗装業者に委託しているのが一般的です。そのため、中間マージンが発生するため、費用が割高になる傾向があります。もちろん、ハウスメーカーの場合は保証やアフターサービスなどが付帯している場合もありますが、施工業者に委託していることがほとんどなので、見積もり費用が高くなってしまうでしょう。
そのほか、施工業者の取り扱い塗料によっても見積もり費用に差がでる場合があります。たとえば、外壁塗装を専門にしている業者であれば、さまざまなメーカーの塗料を取り扱っていることがほとんどです。そのため、リーズナブルな塗料から高級な塗料まで幅広く揃えているでしょう。
しかし、工務店などの場合は外壁塗装をメインで行っているわけではないため、取り扱い塗料が限られている場合があります。スタンダードな塗料だけを取り扱っている場合も多く、選べる塗料が少ないかもしれません。もちろん、スタンダードな塗料であれば費用を抑えられるというメリットがありますが、耐久性の高さや機能性を重視したい方は外壁塗装専門業者に依頼したほうがよいでしょう。
費用はプラン内容によっても変わる
外壁塗装の費用はプラン内容によって変わることが一般的です。たとえば、塗料の種類や建物の形状や階数など、一軒一軒見積もりが異なることが普通です。スタンダードな塗料の場合でも、平屋と2階建てでは費用が異なるでしょう。というのも、外壁塗装の費用は塗料を塗る面積によって変わるのです。
そのため、面積が多い2階建てのほうが高くなります。また、2階建てや3階建ての場合、足場を組まなければならないため、足場費用が追加でかかってきます。もちろん、業者によってはプランの中に足場代が含まれていることもありますが、見積もりの内訳をしっかりと確認したほうがよいでしょう。実際、見積もりを出してもらい依頼したところ、後から足場費用を請求されたという事例もあります。そのため、プランの中にどのような作業が含まれているのかを事前に確認することが大切です。
その他、外壁の劣化状況によっても費用が変わることがあります。ひび割れやコーキングの剥離など、もともとの外壁の状態が悪い場合、下地処理の時間がかかってしまうため、その分費用が高くなってしまうことがあります。
今後のライフプランも考えて決めよう
業者によって外壁塗装費用に違いがあるのが一般的です。しかし、今後のライフプランを軸に依頼する業者や塗料を選ぶことが大切です。通常、新築から10年以上経過している場合は外壁の点検を行ったり、外壁塗装を行ったりすることが推奨されています。
しかし、同じ家にこの先もずっと住み続けるのかどうかによっても、どのような塗料を使うべきか変わってくるでしょう。たとえば、とりあえず見た目が綺麗になればよいというだけであれば、リーズナブルな塗料を選ぶことをおすすめします。しかし、この先も長く住み続けたいという場合は耐久性の高い塗料を選んだほうが、結果的にコストパフォーマンスが高いといえます。というのも、外壁塗装は塗料の種類によって耐久年数が異なり、耐久年数が高いほど塗料が高くなるのです。
ただ、耐久性が高い塗料は、メンテナンスサイクルも長くなるため、点検やメンテナンス費用を結果的に抑えられるというメリットがあります。たとえば、5年周期でメンテナンスを行わなければならない塗料と20年間メンテナンスフリーの塗料とでは、ランニングコストが大きく異なるのです。そのため、イニシャルコストはかかるものの、ランニングコストを抑えたいという場合は高めの塗料を選んだほうがよいでしょう。
外壁塗装を検討する際、複数の業者に相談して見積もりを出してもらうことが一般的です。しかし、同じ作業であっても業者によって見積費用に大きな違いがあることも珍しくありません。外壁塗装の費用の違いは業者の種類や塗料の違いなどが主な原因といえるでしょう。もちろん、選ぶ塗料によって耐久性などが異なります。そのため、今後のライフプランに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
