外壁塗装業者に差し入れは必要？渡すタイミングは？
外壁塗装を業者に依頼した時「そういえば、業者に差し入れは必要なのかな？」と疑問に思う方も多いでしょう。外壁塗装工事は1～２週間かかることが多いもの。差し入れをするとしたら、毎日差し入れをすべきか、どんなものを差し入れるべきかも迷ってしまいますよね。本記事では、そんな外壁塗装業者への差し入れの疑問について解説します。
差し入れをするというルールはない
外壁塗装業者への差し入れに関しては「差し入れするのが普通」「しなくてもいいのでは？」などいろいろな意見があるでしょう。
かつては、休憩時間に施主が業者を部屋や縁側に招いてお茶や茶菓子を出し、もてなす光景がよく見られましたが、現代ではあまり見られなくなりました。実際、必ず差し入れをしなければならないというルールはありません。
差し入れは気持ちなのでどちらでもOK
差し入れは職人への心遣いです。差し入れても、差し入れなくてもどちらが正しいというのはありません。毎日差し入れたいという方は毎日、気が向いたときにだけ、など好きな時に差し入れて構いません。もちろん、逆に気をつかわせるから差し入れは控えよう、という選択もあります。
しかし、毎日のように高級な和菓子やフルーツを並べられたら、忙しくても、好きなものでなくても食べないわけにもいきません。職人に気をつかわせない程度のものにしましょう。
差し入れがなくても作業に影響はない
差し入れしなかったら、ケチな家だな…と手抜き工事になることはまずないでしょう。業者はきちんとお金をもらう契約のもとで仕事をしています。また業者から見たら大切なお客さんです。差し入れの有無で作業レベルを決める業者がいたとしたら、とんでもない業者でしょう。
基本的に、職人は自分の飲み物や昼食は持参しています。差し入れがあれば喜ばれることは確かですが、「不在で今日は差し入れできない、どうしよう…」などと頭を悩ませる必要はありません。
業者によっては禁止されている場合もある
業者によっては顧客に気をつかわせないよう配慮し、最初から差し入れは不要ですと伝えてくる業者もいます。また、業者は作業のキリが付いたところで、次の作業が終わったら、など休憩の時間を自分で考えている場合があります。
こちらのタイミングでお茶を出してしまうと、業者は作業の途中でも、休憩を取らなくてはなりません。せっかく用意しても会社で禁止されていると受け取ってもらえないこともあるので、差し入れをしてもよいか、あらかじめ担当者に相談しておくとよいでしょう。
差し入れの品はなにがいい？
差し入れは絶対にしなければならないものではありませんが、どうしても気持ちとして何か差し入れしたいという場合には、何を出すのがよいのでしょうか。物によっては業者を困らせてしまうこともあるので注意が必要です。
ここでは、差し入れにおすすめしたいものや、おすすめの提供の仕方を紹介します。
ペットボトルや缶の飲料
業者は必ず自分でお茶や水などの飲料を、水分補給のために持参しています。自分のものに加えて、お客さんからも飲み物を出され、飲みきれないこともあるでしょう。コップで出された飲み物は、すぐに飲まなければなりません。
ペットボトルや缶、小さな紙パックの飲み物であればその場で飲まなくても、後で飲む、持ち帰るという選択ができ、喜ばれます。
個包装のお菓子
差し入れの茶菓子に関しても、カットした果物やケーキや羊羹のような生菓子は、その場で食べなくてはいけません。なかには、甘いものが苦手な人もいるでしょう。好きなものを好きなだけ食べられるよう、個包装のお菓子を数種類出すのがよいでしょう。
夏には冷たいもの・冬には温かいものを
外壁塗装の作業は外で行います。夏場は炎天下のなか、冬場は凍える北風の中での作業もあるでしょう。夏には冷たいもの、冬には体が温まるようなものを差し入れると喜ばれます。
提供の方法としては、夏場はクーラーボックスに飲み物をいくつか入れておき、好きなときに好きなだけ飲んでください、と差し入れコーナーを設置しておくのもよいでしょう。冬は温かいペットボトルのお茶や温かい缶コーヒーなど用意できれば、手も体も温まり喜ばれます。
渡すタイミングと頻度
ところで、業者は自分の作業ペースがあるし、帰社する時間も決まっているから、いつ差し入れたらいいの？という点も気になるところです。また、差し入れはどれくらいの頻度で渡すのがベストなのでしょうか。
差し入れのタイミングは？
外で作業をしている業者と顔を合わせる回数は、多くはないものです。作業の開始と終了の挨拶の時だけということもあるでしょう。しかし、10時、正午、15時に休憩をとる業者は多いです。職人さん同士のおしゃべりが聞こえてきたら、休憩かもしれません。
休憩のタイミングで差し入れを渡すとよいでしょう。また1日の作業終了後に「お疲れさまでした」と言って渡すのもおすすめです。帰るタイミングなら持ち帰ることもできますし、負担にもなりにくいでしょう。
毎日差し入れした方がいい？
初日に差し入れをしたら、次の日もしないといけないと思っていませんか？毎日用意するのは負担にもなりますし、相手にも負担になることがあります。外壁塗装は外での作業のため、施主の外出も自由です。
今日は外出するから差し入れができないな…という日があっても、買い物に行っていなくて差し入れるものがないから…という日があっても気にすることはないでしょう。ルールはないので、気が向いたときに差し入れするというスタンスで構いません。
まとめ
外壁塗装業者への差し入れは迷惑にはなりません。むしろ喜ばれることでしょう。しかし、差し入れをしなかったからといって、非常識ということにもなりません。もし何か差し入れをしたいという場合には、好きなタイミングで飲める飲料や個包装になったお菓子がよいでしょう。差し入れる側もタイミングを気にせずに渡せるもの、業者側としても食べたり飲んだりするタイミングを、自分で決められるものにすることがベストと言えそうです。ちょっとしたものでも気持ちは伝わります。外壁塗装は短い期間ですが、ちょっとした気づかいで、業者との良好な関係が築けるかもしれません。
