悪質な外壁塗装業者がよく使う手口とは？対策を事前に考えておこう
外装塗装を請け負う業者には悪質業者が多い、だまされたなどの話をテレビのニュースや雑誌でよく見かけます。報道などで見掛けた人も多いのではないでしょうか？自分は大丈夫と思っていても、実際に同じような手口で近寄られるとだまされてしまう可能性もあるのです。そこで、今回は悪質な塗装業者の手口や対策について解説していきます。
外装塗装業界に悪質な業者が多いのは何故？
テレビや雑誌でも報道されているにもかかわらず、悪質な外装塗装業者が多いのは何故なのでしょうか。解説していきます。
外壁はチェックしやすい
外壁は風雨の影響を直接受けやすい場所になります。そのため経年劣化により外壁は傷みやすいうえに外からもすぐにチェックできてしまうのです。悪徳業者は少しでも劣化している外壁を見つけると「雨漏りの原因になりますよ」などと理由付けて工事を契約させるプロ集団といえます。
塗装業者ならではの知識
塗装工事について説明されても一般人には分かりづらいでしょう。丁寧な口調と説明であれば良質な業者だと判断してしまいます。たとえば、本来であれば高い塗料が必要だけれど、この程度の劣化であれば安い塗料でも充分だといわれるとそうなのか、と納得してしまうのが心理です。
しかし、初めから高い塗料など必要ないのに塗料の違いも分からない素人相手に専門知識をぶつけてくるのは悪徳業者の手口になります。
塗装だけではない部分の指摘
塗装工事が一定金額だとしても、いざ工事を始めてみれば様々な部分へ影響が出ているといわれ、最終的に請求金額が高額になる場合があります。
初めは外壁が劣化しているといわれていたのに、調べてみると下地にも問題があるといわれれば素人は反論できません。長く住み続ける家の下地に問題があるのならば、と考えてしまうのが一般的でしょう。
悪質な外装塗装業者がよく使う手口
悪徳業者は何としてでも契約を取ろうといろんな手口を使ってきます。だまされないためにもどのような手口を使ってくるのか紹介しておきます。
契約を急がせる口調
日ごろから劣化があるのを知っていても少しだからと放置している方も多いでしょう。悪徳業者は小さな劣化も見逃しません。また、倒壊につながるなど大げさな口調で、相談する時間を取らせないようその場での契約を急がせるのです。
突然、訪問してきて倒壊などといわれれば不安は増します。早く修復した方がいいと判断し、契約してしまう人が多いのでしょう。
キャンペーン期間をアピール
人はお得や今だけなどの言葉に弱いものです。悪徳業者もプロ集団なので、さまざまな言葉を使ってアピールしてきます。
たとえば今はキャンペーン期間です、といわれればこの期間を逃せば工事料金も高くなると判断してしまいます。そのため、通常の金額として高い値段を見せられた後に安い料金を見せられると今だけお得なのかもしれない、と錯覚してしまうのです。心理的なテクニックを使った業者も多数いるので注意しておきましょう。
自社独自をアピール
他社と比較して自社をアピールする業者も多くあります。たとえば、塗料や施工方法が自社独自のものだとアピールしてくる業者もいるでしょう。長年、大手企業が人出と費用をかけて開発してきた塗料を小さな企業が簡単に開発できるとは考えられません。まず疑ってみるのが正しい判断でしょう。
悪質な外装塗装業者に引っかからないためには？
テレビや雑誌などで悪徳業者にだまされた報道を見ていても、実際の立場になれば回避するのは難しいものです。ではどうすれば引っかからないのか解説していきます。
塗装工事の前には見積もりをとる
塗装工事は、使用する塗料や人件費等により工事業者で金額が異なります。そのため、他社と比較するためにも見積もりをとるのがおすすめです。また、丁寧な説明や対応のよさやどこの業者に依頼するか、大きな判断基準になります。
一番いい方法は電話でしょう。電話ではやって来た従業員以外の人の対応や口調が分かります。会社の雰囲気が読み取れる方法なのです。
詳細は必ずチェックする
見積もり書を作成してもらったら内容を必ずチェックしましょう。悪徳業者の中には詳細を記載せず工事一式としている可能性があります。工事内容の質問や不安点を聞くのもおすすめです。疑問や不安点について丁寧で明確に答えてくれる業者こそが良心的な業者といえるでしょう。
インターネットを活用する
近年はどんなことでもインターネットで調べられるようになりました。塗装工事についても簡単な情報であればインターネットで入手できるのです。劣化により塗装工事が必要といわれたら、契約する前に劣化や塗装についてインターネットで調べるのも重要です。
また、名刺などをもらっておき塗装業者の公式サイトをチェックするのもおすすめします。サイトだけが存在し、更新されていないなどは怪しいと判断できるからです。
まとめ
今回は、悪質な外壁塗装業者が使う手口と対策について紹介してきました。外壁塗装業者が多い中、悪徳業者も契約をとるためにいろんな手口を使ってきます。まずは家に訪問された場合には、その場で判断せず相談して判断すると伝えましょう。
また、見積を取り他社と比較検討するのもおすすめです。外壁塗装の相場や比較が検討しやすいように複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。外壁塗装は良心的な工事業者へ依頼するのが家屋のためでもあります。
